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にっぽんの壷――冬の北海道観光/雪景色の大自然とウィンタースポーツ、そして旬の味覚

ฮอกไกโด (Hokkaido) ในฤดูหนาว

日本の最も北方にある北海道は、冬になると気温が氷点下になり、厚い雪で覆われます。南国で、雪の降らないタイの人々にとって、北海道の冬は全く別世界の美しさを見せてくれます。


札幌はロマンチックな街

White Illumination北海道の最大都市である札幌も、冬は雪がたくさん降ります。雪に覆われた街は真白になります。また、メインストリートは発光ダイオードで飾られ、夜になるとイルミネーションがとてもロマンチックです。雪の中なので、「ホワイトイルミネーション」と呼ばれます。

Snow Festivalその札幌では、毎年2月初めの7日間、雪祭りが開催されます。雪で作った250以上の彫像が、大通(おおどおり)広場、すすきの、そしてツドーム広場の3か所に展示されます。これらの雪像の大規模なものは、自衛隊(日本の軍隊)が造ります。また、市民たちがグループになって、思い思いの雪像をたくさん作ります。雪像が置かれた各会場には料理の屋台や催し物もいっぱいです。札幌の雪祭りは、国際的に大変人気のあるイベントで、毎年200万人以上の観光客が訪れます。


雪滑りは一生忘れない思い出

furano冬の北海道では、ウィンタースポーツが花盛りとなります。スキーやスノーボード、スノーモービルで雪の上を滑ります。日本では冬になると、東北地方や北陸地方でも雪がたくさん降ります。しかし、それらと比べて、気温がとても低い北海道の雪は特別です。「パウダー・スノー」と呼ばれ、粉のようにサラサラなのです。このため北海道のスキー場は、世界的にも最高水準と高く評価されます。

sahoro観光客に人気があるスキー・リゾートは、富良野(ふらの)、ニセコ、ルスツ、トマム、サホロで、どこも雪景色の雄大な自然の中で滑ることができます。ゴンドラで山頂に登ると、そこからの眺めは神々しくさえあります。

また、札幌の近くにもキロロというリゾートがあり、時間の少ない観光客に人気があります。北海道でのスキーやスノーボードの体験は、一生忘れられない素晴らしい思い出になるでしょう。是非、お薦めします。


体も心も温まる温泉

noboribetsu北海道は、温泉が多いのでも有名です。冬は寒いので、体も心も温まる温泉はとても人気があります。観光客が特に多いのは、札幌から近くて、自然が美しい登別温泉(のぼりべつおんせん)と洞爺湖(とうやこ)です。洞爺湖は2010年に先進国首脳会議が開催された場所でもあり、世界に誇る、日本の温泉地です。

どちらも、温泉旅館(おんせんりょかん)と呼ばれる日本風のホテルに宿泊します。旅館では、世界最高と評価される日本風の心のこもったサービスを受けることができます。温泉旅館には、大きな温泉があり、そこを共同で使います。もちろん、男性と女性は、温泉が別れています。女性は安心でき、男性は少し残念ですね。

datemura最近の温泉旅館は、プレイベートを重視して、室内に温泉の付いているところもあります。でも、せっかくですから、大浴場を満喫して下さい。また、温泉を使った大きなプールがある旅館もあり家族連れに人気です。

ainu登別は温泉街として発展し、温泉以外にも楽しみがいっぱいあります。各旅館では、料理の美味しさを競っており、訪れた人は、その味にきっと満足するでしょう。また、伊達時代村(だてじだいむら)では、江戸時代の生活を体験することができます。さらにアイヌ民族博物館では、日本の先住民族であるアイヌの歴史と文化を見学することができます。


雪景色の世界遺産

ryuhyousen北海道は自然の豊かなところです。北海道の東の知床は、ユネスコが世界遺産に指定しています。冬の知床で有名なのは流氷です。冬になると、北海道の北のロシアで海の水が凍り、それが北海道まで流れ着いてきて、知床の海で溜まります。

流氷は2月が見ごろになります。紋別(もんべつ)か網走(あばしり)から特殊な船に乗って見学します。船の前の部分で、流氷で埋め尽くされた海を割りながら進んで行くのです。その様子は壮観です。また、流氷の上を歩く「流氷ウォーク」も人気があります。

ororafantasy最近では流氷を利用したレーザーショー、「オーロラファンタジー」も多くの観光客が訪れます。斜里町(しゃりちょう)のウトロ港で、流氷がある期間の夜に開催されるものです。これは1958年に知床で実際にオーロラが観測されたことを記念したものです。なお、この辺りは温泉街でもあるので、夜は温泉で体を温めることができます。


渡り鳥の見学

網走の近くの濤沸湖(とうふつこ)は、ラムサール条約で登録された、水鳥にとって国際的に重要な湿地で、冬になると様々な渡り鳥が飛来します。ここでは白鳥が有名です。人に懐いており、エサを与えることができます。

tancho一方、釧路湿原にある阿寒湖に11月頃から3月頃まで滞在するタンチョウ鶴も有名です。タンチョウ鶴は、高さが1・5メートル、羽を広げると横幅が2・4メートルにもなる大型の鳥です。体は白く、首や顔など一部が黒色です。頭の上が赤色なのが特徴です。

鶴は、姿が優雅で、夫婦になると一生離れず、また長寿なことから、日本では昔から「おめでたい」ことを象徴する鳥とされてきました。お正月や結婚式でも、鶴の絵が用いられます。タンチョウ鶴も北海道を代表する鳥として大切に保護されており、多くの人々が阿寒湖まで見学に訪れます。


冬の味

kaninabe北海道観光と言えば、美味しい料理も魅力の1つです。海鮮物で冬に美味しいのは、タラバガニ、タラ、カキ、ホタテなどです。寒いこの季節の料理としては鍋物が人気です。海鮮鍋、牡蠣鍋、蟹鍋など、色々な鍋を楽しめます。

tancho一方、トマムやルスツなどのリゾートでは、洋食のレベルがとても高く、お薦めです。北海道は、日本のワイン産地でもあり、十勝ワイン、富良野ワインといった高品質のワインがあります。これらのワインは、とても美味しく、日本だけで全て飲まれてしまい、ほとんど輸出されません。北海道を訪れた機会に、是非、お試しください。

タイ語版


雪祭り(Skow Festival)

ホワイトイルミネーション(White-illumination)

富良野(Furano)

富良野スキー場(Furano sky)

ニセコリゾート(Niseko)

トマムリゾート(Tomamu)

ルスツリゾート(Rusutsu)

サホロリゾート(Sahoro festival)

流氷サイト(Ice)

オーロラファンタジー(Aurora Fantasy)

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